自転車通勤のススメ

― 片道10kmでも続けられた理由と、リアルなメリット・デメリット ―

今回は私が実際に続けている「自転車通勤」についてお話ししたいと思います。

現在、私は会社への通勤手段として自転車を使っています。
通勤距離は片道約10km、時間にしておよそ40分。
決して短い距離ではありませんが、今ではこの時間がすっかり生活の一部になりました。

もともとは車通勤をしていました。
楽ではありますし、天候にも左右されにくい。
それでも色々と考えた結果、自転車通勤へ切り替える決断をしました。

その理由と実際に続けてみて感じたことを、正直に書いていきたいと思います。

自転車通勤を始めた一番の理由

― 運動不足と体重増加への危機感 ―

自転車通勤を始めた最大の理由は、運動不足の解消です。

娘が生まれてからというもの、生活は一変しました。
家事に育児、仕事。
自分の時間はほとんどなく、意識して運動する余裕もありません。

さらに年齢による代謝の低下も重なり、
「食べる量は変わっていないのに体重が増える」
という、よくある状況に…。

もちろん、家族が最優先なのは当然です。
ただ、このままでは自分の健康に悪い。
そして、これから先も育児には体力が必要です。

「運動の時間を作る」のではなく、
「どうせ毎日やる通勤を運動にしてしまおう」
そう考えたのが、自転車通勤を選んだきっかけでした。

通勤＝毎日確定する有酸素運動

会社までの道のりは、片道約40分。
往復すると80分ほどになります。

これは立派な有酸素運動です。
ウォーキングやランニングと違い、
「今日は疲れたからやめよう」とならないのが最大のポイント。

なにせ、通勤手段なのでやらない選択肢がないのです。

実際、自転車通勤を始めてから、
わずか1ヶ月で体重が約2kg減少しました。

急激なダイエットではありませんが、
無理なく、確実に結果が出たのは大きなモチベーションになりました。

体だけでなく、気持ちにも変化が

体重の変化以上に感じたのは、体調の良さです。

朝に体を動かすことで血流が良くなり、
仕事中も頭がスッキリしている感覚があります。

また、朝の自転車走行は本当に気持ちがいい。

・澄んだ空気
・静かな街並み
・季節の移ろい

車に乗っているだけでは気づかなかったことを、
自転車に乗るようになってから感じるようになりました。

「通勤がただの移動時間」から、
「一日のスタートを整える時間」に変わった気がします。

私が感じた自転車通勤のメリット

1. 良い運動になる（有酸素運動）

毎日自然に運動できる。
これに尽きます。

2. 朝に運動することで一日中体調が良い

体が目覚めた状態で仕事に入れるのは想像以上に快適です。

3. 朝の自転車走行が気持ちいい

精神的なリフレッシュ効果も大きいです。

4. 渋滞を気にしなくてよくなった

車通勤時のストレスがなくなりました。
時間も安定します。

実際に感じたデメリットも正直に

もちろん、良いことばかりではありません。

1. 初期費用がかかる

自転車本体、ヘルメット、ウェアなど、
最初はある程度の出費があります。

2. 夏場の汗対策が大変

会社に着いてからの着替えや身だしなみは工夫が必要です。

3. 悪天候時はつらい

雨や強風の日は正直大変です。
無理せず他の手段を選ぶ判断も大切だと感じています。

それでも「やって良かった」と思える理由

いくつかのデメリットはありますが、
それ以上にメリットの方が大きい、というのが正直な感想です。

何より、
「健康のために何かしている」という実感が、
日々の生活に良い影響を与えてくれています。

大変な日もあります。
それでも今では、自転車通勤にして本当に良かったと思っています。

まとめ：自転車通勤は“続けられる運動”

自転車通勤は、
特別な根性や強い意志がなくても続けられる運動です。

・運動不足を感じている
・時間がなくて運動できない
・健康が気になり始めた

そんな人にこそ、一度検討してみてほしい通勤スタイルだと思います。

私自身、このまま自転車通勤を続けて、
健康で丈夫な体を維持していきたいと考えています。

もし迷っている方がいたら、
まずは「週に1〜2日」からでも、試してみてはいかがでしょうか。

重要ポイントまとめ

• 自転車通勤は「通勤＝運動」になる効率的な習慣

• 片道10kmでも無理なく継続可能

• 体重減少・体調改善など実感できる効果あり

• デメリットはあるが、工夫次第で十分カバーできる