雨の日も風の日も。2年間続けた自転車通勤のリアル【前編】
気がつけば自転車通勤を始めてから丸2年が経ちました。
最初はちょっとした思いつきでしたが今ではすっかり日常の一部。
この節目に自転車通勤の良さや大変だったことを振り返りつつ、これから始めたい方へのアドバイスも込めて記事にしてみたいと思います。
自転車通勤を始めたきっかけ
きっかけは「運動不足解消」でした。
休日は運動の時間を確保できますが、平日は仕事があるのでなかなか難しい。
それならいっそ、通勤時間そのものを運動に変えてしまえばいい――
そんな考えから自転車通勤を始めてみることにしました。
最初の不安と、今の当たり前
実を言うと最初から特に大きな不安はありませんでした。
問題が出てきたらその都度対処すればいいし、どうしても無理ならやめればいい。
そんな気楽な気持ちでスタートしました。
結果的には大きなトラブルもなく、今でも自転車で通勤を続けています。
毎朝ペダルを漕ぎながら、「今日も気持ちいいな」と思えるのは本当にありがたいことです。
これから始めたい方へ
もし「自転車通勤を始めてみたい」と思っている方がいたら、まずは一度、実際に通勤ルートを走ってみることをおすすめします。
できれば本番と同じ時間帯に走ると、交通量や信号のタイミングなど、リアルな感覚が掴めていいですよ。
2年続けて感じた、自転車通勤のメリット
✅ 朝から頭が冴える
自転車は有酸素運動であり、特に足という大きな筋肉を動かすため、血流が一気に活性化します。
全身の巡りが良くなるのか、その日一日調子がいいと感じる日が増えました。
✅ 通勤渋滞のストレスがゼロに
車で通っていた頃は、毎朝渋滞に巻き込まれてストレスが溜まりがちでした。
今では渋滞とは無縁。時間通りに会社に着ける安心感と、渋滞にイライラしなくて済むのが助かります。
✅ 健康維持と体力アップ
特別なダイエットはしていませんが、この2年間で体重は5kgほど落ちました。
また、程よく体を使うことで夜はぐっすり眠れるようになりました。
健康にも精神的にも、プラスの影響は大きいです。
✅ 季節の変化を肌で感じられる
春の桜、夏の入道雲、秋の紅葉、冬の雪――
車の中では通り過ぎてしまう景色も、自転車なら立ち止まって感じることができます。
日々の生活に小さな感動が増えました。
✅ 交通費がゼロになる
自転車の動力は自分の足。
つまり、通勤にかかる費用はほぼゼロです。
初期費用(自転車や装備類)を除けば、維持費もごくわずか。
ガソリン代もかからず、家計にもやさしいのが魅力です。
大変だったこと、そして工夫したこと
☔ 雨の日・雪の日の対策
個人的に雨の日は正直そこまで苦ではありません。
防水装備をしっかりすれば、あとは「濡れる前提」で走るだけです。
むしろ大変なのは雪の日です。
積もった雪のせいで路面状況が見えづらく、滑りやすさも倍増。
私も過去に何度かヒヤッとした経験があります。
雪の日だけは慎重すぎるくらいでちょうどいいですね。
🔧 パンクやメンテナンスの手間
2年間で3回パンクしましたが、その場で自分でチューブ交換しています。
通勤中のトラブルに備え、最低限の修理スキルは身につけておくと安心です。
また、週に一度は簡単なメンテナンスを行っています。
・チェーンの注油
・タイヤの空気補充
・フレームの清掃
この程度でも走行感がぐっと良くなりますし、長持ちにもつながります。
🌞 夏の暑さと🥶 冬の寒さ
気候的に一番キツいのは夏。
エアコンのない中で全力でペダルを漕ぐのは正直言って辛いです。
直射日光もキツく、汗だくになるため会社での着替えは必須です。
逆に冬はウェア次第で快適になります。
漕いでいれば体も温まりますし、防寒対策さえしっかりしていればむしろ走りやすい季節とも言えます。
🎒 通勤用の服装と荷物の工夫
夏は確実に汗をかくので、会社に着いたら即着替えです。
幸い、夏服は薄くてかさばらないのが救いですね。
冬はあまり汗をかかないものの、厚着の分だけ荷物が増えます。
いずれにせよリュックやサイドバッグなど、荷物をうまく分散する工夫が欠かせません。
後編へつづく…
後編では私が現在通勤に使っている自転車や装備、通勤ルートの選び方、そして「自転車通勤がくれたもの」について書いていきます。
よろしければ、次回もぜひご覧ください。
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