雨の日も風の日も。2年間続けた自転車通勤のリアル【後編】

田舎日記

雨の日も風の日も。2年間続けた自転車通勤のリアル【後編】


この記事は、前編「自転車通勤を始めたきっかけとメリット・苦労したこと」に続く、後編になります。

今回は、実際に私が使用している自転車と装備、そして自転車通勤がもたらしてくれた変化や、これから始めたい方へのアドバイスを中心にご紹介します。


④ 自転車と装備:2年間でたどり着いたベスト構成

🚴‍♂️ 使用している自転車

私が使っているのは「グラベルロード」と呼ばれる自転車です。
見た目はロードバイクに近いですが、砂利道や段差のある道でも走れるよう設計されています。

ロードバイクより少し重く、スピードも控えめですが通勤用途としては必要十分です。
安定感があり、ちょっとした悪路でも安心して走れるのが気に入っています。
価格は約20万円ほどでしたが、毎日乗ることを考えれば納得の出費です。


🎒 お気に入りの装備アイテム

通勤時に必ず身に付けている3つのアイテムをご紹介します(バックパックは除外)。

1. ヘルメット

命を守る最重要アイテムです。
1万円前後でしっかりしたメーカーの物が手に入ります。
デザインも大切ですが、それ以上に「自分の頭に合うかどうか」が最も重要です。

2. サングラス

眩しさ対策はもちろん、小さな虫や飛び石などから目を守る目的でも使っています。
紫外線は晴れていなくても目に負担をかけるので、天候に関係なくほぼ毎日着用しています。

3. グローブ

夏は指切りタイプ、冬は指先までしっかりカバーする防寒グローブを使っています。
汗でハンドルが滑るのを防いだり、万が一の転倒時に手の怪我を防ぐためにも欠かせません。


🔧 定期的なメンテナンスと便利アイテム

1. 空気入れ

スポーツバイク専用の空気入れを使いましょう。
ママチャリとはバルブの形が異なり、また高圧で空気を入れる必要があるため、専用品が断然ラクです。
5,000円前後のもので十分ですので、自転車を購入する際に一緒に買っておくのがおすすめです。

2. チェーンオイル

専用のチェーンオイルを使い、こまめに注油しています。
錆防止だけでなく、ペダルの回転がスムーズになり走行感がとても快適になります。
ただしつけすぎると汚れが付きやすくなるので、量には注意が必要です。


⑤ 自転車通勤がくれたもの

📸 通勤が「ただの移動」ではなくなった

最近は荷物に余裕がある時、一眼レフをバッグに忍ばせて少し早めに家を出ます。
早朝の澄んだ空気や、まだ人の少ない街並みを写真に収めるのが楽しみのひとつになっています。

また、気分によって通勤ルートを変えてみたり、通ったことのない道を走ってみたりするのも魅力です。
自転車ならではのフットワークの軽さが、日々の「通勤」をちょっとした冒険に変えてくれます。


🧠 自分の身体と向き合う時間

仕事中はほぼ一日中デスクに座っているので、体はどうしても鈍りがちです。
1時間おきにストレッチはしていますが、それだけでは足りないと感じていました。

そんな中での片道40分の自転車通勤は、全身を使う貴重な運動の時間。
筋肉を動かし、血流を促し、程よい疲労感で夜もぐっすり眠れます。
慣れてくると、「もう少し遠回りしたいな」と思うこともあるほどです。


⑥ これから始めたい人へアドバイス

🛣 距離の目安

季節や坂の多さ、自転車の種類にもよりますが、3km前後なら気軽に始められると思います。
慣れてきたらルートを変えてみたり、あえて遠回りしてみたりするのも楽しいです。

私は片道約10km(所要時間:約40分)ですが、体力的には15kmくらいまでは問題なさそうです。


⚠️ 初心者向けの注意点

  • ヘルメットの着用(命を守る最重要装備)

  • ライトの常時点灯(昼間でも安全のため点けています)

  • パンク修理スキルの習得(簡単なチューブ交換など)

  • 事故に備えた自転車保険の加入

事故は「自分が被害者になる」だけでなく、「加害者になる」可能性もあるものです。
安全第一で走ることが、自転車通勤を長く続けるコツでもあります。


☕ 無理せず「ゆるく始める」ことが継続の鍵

最初は週に1回からでも構いません。
春や秋など走りやすい季節だけに限定するのもアリです。
雨や雪の日は無理をせず、別の通勤手段を選びましょう。

「ゆるく始めて、少しずつ慣れていく」くらいの気持ちの方が、長続きします。


⑦ おわりに:これからも走り続けます

「3年目の目標は?」と聞かれると難しいですが、これからも変わらず自転車通勤を続けていくつもりです。
なぜなら、メリットがとにかく多く、デメリットがほとんどないからです。

体調は良くなるし、ガソリン代も浮く。
なにより、走っていて気持ちいい――それが一番の理由かもしれません。

これからも、自転車通勤について気づいたことや便利な情報を、少しずつ発信していければと思っています。


ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

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