ゼロから始めるベトナム語学習法:最初の3か月でやること
ベトナム語に挑戦してみたいけど、どこから始めればいいのかわからない──そんな声をよく耳にします。
発音が独特で声調もあるベトナム語は正直とっつきにくい言語に見えるかもしれません。
ですが最初の3か月を工夫して過ごすだけで、その後の学習がぐっと楽になります。
今回は、そんな最初のベトナム語学習を進めるための「導入3か月ガイド」をご紹介します。
1か月目:耳と口をベトナム語に慣らす
● 発音と声調に集中する
ベトナム語は6種類(北部方言の場合)の声調があります。
最初から文法に入るより、まずは発音練習に時間を使うのがコツ。
ベトナム語は特に発音が重要な言語です。
発音が間違っていれば、ネイティブにつうじることはまず無理でしょう。
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アプリ:発音矯正系のアプリ(例:DuolingoやMondly)で、繰り返し声を出して練習。
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音声教材:CD付きの入門書やYouTubeの「ベトナム語発音解説動画」を使い、真似しながら声を出す。
● 毎日5分でOK
最初は「正確さ」より「慣れ」。
声調を体に染み込ませることが最優先です。
上でも書きましたが、ベトナム語は発音が重要です。
ここを抑えないとこの後の文法や表現方法など、すべて無意味になります。
1日5分でも毎日続けて耳と口をベトナム語の音に慣れさせます。
2か月目:基本フレーズと単語を覚える
● よく使うフレーズを丸ごと暗記
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「おはよう」「ありがとう」「これはいくらですか?」など、旅行で使える基本文をそのまま覚える。
気を付ける点は、ベトナム語のフレーズを日本語に変換して覚えるのではなく、ベトナム語そのままで覚えること。
ベトナム語のまま意味を理解できるようになれば完璧です。 -
アプリで出てくるフレーズを、必ず声に出して練習。
スマホやパソコンで自分の発音を録音して確認するのも有効です。
● 単語はテーマ別に
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挨拶・数字・食べ物・家族など、身近なテーマごとに覚えると定着しやすいです。
また日常会話でよく使う単語から覚えるの有効です。 -
フラッシュカードアプリ(例:Anki)で復習サイクルを自動化するのがおすすめ。
もちろん繰り返す際は発音を意識して、必ず声に出して確認する。
3か月目:文法の基礎とリスニング強化
● 文法はシンプルから
ベトナム語の文法はとてもシンプルです。
動詞の活用がほとんどなく、語順も比較的わかりやすいためです。
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初級参考書(『ゼロから話せるベトナム語』など)を使って、「SVO(主語・動詞・目的語)」の基本文型を押さえる。
● リスニングを習慣に
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ベトナム語のポッドキャストやドラマを“ながら聴き”する。意味がわからなくても耳を慣らすことが目的。
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慣れてきたら「聞こえた単語をメモ」するだけでも力になります。
実際に声に出してかくにんするのも有効です。
学習を継続させる工夫
学習は間を空けてまとめてやるよりも、毎日少しでも良いので継続する方が効果が高いです。
毎日継続するために工夫することも大事です。
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目標を小さく設定:「今日は数字10まで言えるようにする」など、達成感を毎日作る。
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記録を残す:学んだフレーズや気づきをノートやアプリに記録すると、3か月後に「自分が成長している」ことを実感できる。
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声に出す習慣:書くだけでなく、必ず声に出す。ベトナム語は音の言語です。
まとめ
最初の3か月は「発音 → フレーズ → 文法基礎」の順で進めると、効率よく学べます。
アプリで気軽に、参考書で体系的に、音声教材で実践的に──この3本柱をバランスよく組み合わせることがポイントです。
「3か月で何か言えるようになった!」という実感が持てれば、そこから先は加速して学習が進んでいきます。
ゼロからでも、コツコツ積み重ねれば必ず日常会話に届きますよ。
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