ベトナムの干支には猫がいる!?
〜日本との違いと猫年の秘密〜
日本ではおなじみの「十二支」。
ねずみから始まり、牛、虎、兎…と続きますが、実は国や地域によって少しずつ違いがあります。
特にベトナムでは、なんと「卯(兎)」の代わりに「猫」が登場するのです。
日本とベトナムの干支の違い
日本の干支は中国から伝わったものが定着していますが、ベトナムでは一部の動物が異なります。
基本的には同じ12種類ですが以下のような違いが見られます。
-
日本:卯(兎) → ベトナム:猫
-
日本:丑(牛)→ ベトナム:水牛
-
日本:未(羊)→ ベトナム:山羊
-
日本:亥(猪)→ ベトナム:豚
このように「猫」「水牛」「山羊」「豚」がベトナム独自の干支として数えられています。
まあ牛→水牛、羊→山羊、猪→豚、あたりは似てる動物ですし、ベトナムの生活に身近な動物が選ばれているので不思議ではありません。
ただ気になるのは兎→猫の違いです。
なぜ兎ではなく猫なのか?
諸説ありますが、よく知られている理由は「言葉の響き」にあります。
ベトナム語で兎は「mão(マオ)」と発音されますが、これが猫を意味する「mèo(メオ)」と似ているため、干支に取り入れられる際に猫が定着したと言われています。
また、農業文化において猫は米を食い荒らすネズミを退治するありがたい存在だったことも関係していると考えられています。
次の猫年はいつ?
直近の猫年は2023年でした。
つまり次の猫年は 12年後の2035年 になります。
猫好きの人にとってはちょっと特別な年になりそうです。
猫好きは楽しみな干支文化
日本では干支に猫が含まれていないため、「なぜ猫がいないの?」と疑問を持つ人も多いですが、ベトナムでは堂々と干支の一員。
猫好きにとっては羨ましい文化かもしれません。
干支ひとつとっても文化の違いが見えてくるのは面白いですね。
🐾 まとめ
-
ベトナムの干支には「猫」がいる(兎の代わり)。
-
猫が選ばれた背景には言葉の響きや農業文化が関係している。
-
次の猫年は2035年。
猫好きの方は、ぜひベトナムの干支文化にも注目してみてください。
コメント